階段の在り方を考える

普段使いなれている階段という言葉。意味を調べてみると『建物の上下の階など、高さの異なる場所をつなぐ、段々のある通路。はしごだん。』となっています。当たり前のように使っているこの階段という言葉は、皆様ご存知の通り1階と2階をつなげる為の空間としての意味。只、階段に意匠性を含めると、見え方や空間も変わってきます。意匠性をプラスするという事は『ただ上り下りするだけのモノではなく、オブジェのような存在』をプラスしてみる、といった、階段本来の意味とは異なる存在にしてあげることを言います。

 


階段の持つ可能性

 

階段は移動手段として設けられたものですが、それだけでなく形や見せ方を工夫することで住まいのインテリアの一部として、美しい表現も可能です。住まいにおいて、縦に長いオブジェクトは実はあまりありません。2階建ての住まいの中で唯一、吹き抜けの中に必ず存在する特徴があり、その吹き抜けを上手に活用することで、下の階に光が行き届いた開放的な空間を創るという、意匠性、機能性以外にも活躍できる住まいの中で大切なパーツになるのです。その階段を『ただ、上り下りするためのモノ』にしてしまうのは少しもったいなく感じてしまいます。階段は創り方ひとつでたくさんの可能性をひめているのです。

 

 


どんな階段があるの?

 

例えば蹴込み板をなくしてスケルトンに見せることや、ストリップ階段にして手すり壁をなくすなどして、機能性だけでなくデザイン性も高めた階段を設置することで、立体的な視覚的変化を楽しめる住まいが実現できます。階段下に収納を…という話もよくお聞きします。建具を付けて中身が見えない収納にすることも可能だし(このときはボックス階段という形状に変わります)スケルトン階段で下に収納を付けて、そこにカウンターデスクなどを造作で配置すれば、また違う空間を演出できたりもします。ただカッコいいから、だけの理由でも十分です。それだけで階段としての違う意味合いを持たせることが出来て意匠性アップに繋がっているのです。階段ひとつ取っても、設置する場所、設置の仕方、見せ方、機能性など、その住まいのコンセプトに合わせて創っていくことをオススメします。

 


 

階段と吹き抜けの関係性

 

さきほど、『吹き抜けの中に存在する上下に活用できる住まいのパーツ』のお話をさせていただきましたが、この吹き抜けと共に存在する階段だからこそ、設置する場所によって意味合いも変わってくるのです。住まいの真ん中に階段がある家、と聞くとスペースがもったいない、や暗くなってしまうのでは?という意見があがるかと思います。じつは逆の事も言えまして、吹き抜けと共に存在するからこそ、2階からの光を1階に届ける、天窓のような役割もはたしてくれます。もちろん住まいの真ん中にあるので、動線も回遊できる便利なプランにすることができたり、LDKの中に存在する大切なオブジェのように見せてあげれば、また違う意味を持たせることもできます。実は階段という住まいのパーツはたくさんの顔も存在するのです。

 


【est HOME】だからこそできる楽しめる階段創り

 

いままでの階段の概念を一度捨てて、新しい階段の在り方について考えてみませんか?

【est HOME】だからこそ可能になる階段のご提案をご一緒に楽しめたら幸いでございます。経験だけではなく、センスと発想力も大切な階段。まだまだ楽しめる住まいの中にある大切なパーツ。そこだけに焦点を合わせてみても楽しい家創りが待っているはずです。

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