憧れをぎゅっと詰め込んで。
何十年後も大切に住み続けたい「理想の家」
インテリアや建築が大好きなご夫婦の大きな夢であった住まいづくり。夫婦二人三脚で温めた理想をどのようにかたちにしていったのでしょうか。住まいづくりのきっかけから、こだわりのポイント、住んでみてのご感想などをうかがいました。
DATA
家族構成 | 子育て世帯 |
所在地 | 福島県福島市 |
竣工 | 2020/05 |
Q 住まいを建てられたきっかけ、est HOMEを選んだ理由は何ですか?
もともと北欧家具が好きで、少しずつ集めていたんです。「家具を生かした、ながく住める家を建てたいね」と話すうちに、住まいづくりがわたしたち夫婦の共通の夢になりました。以前はアパートを借りていたのですが、家賃を払うのももったいなくて。
est HOMEにお願いした決め手は、担当者の方の熱意です。いくつか住宅メーカーや工務店をまわったのですが、わたしたちからの相談や希望に対する返答の早さは一番でした。どんなこだわりにもとことん向き合ってもらえて、決して「できません」と頭から断られることはなかったです。率先してさまざまな提案があり、自分たちと同じ熱意で住まいづくりに関わってくれているのを感じました。
Q どのように住まいをつくっていきましたか?
担当者の方を中心に、大工さんなど各分野のプロの方たちが加わってくれて、チームで住まいをつくり上げていった感覚です。
「自由設計」といっても、決められたパターンから選ばなければいけない住宅メーカーが多いなか、est HOMEはパーツの持ち込みもでき、細部まで1から使いやすいように決められたのが嬉しかったです。「リビングの床張りは、自分たちの選んだ家具屋さんに作業してもらいたい」とお願いしたときも、前例のないことなのに柔軟に対応してもらえました。
図面の変更を何度も重ねたり、階段の骨組み後に踊り場が必要だと気づき変更をお願いしたりしても、嫌な顔ひとつせずに対応してもらえて、とても相談しやすかったです。予算などの制約があり実現が難しい場合には、代替案の提案があったのも助かりました。休日はすべて打ち合せに費やす日々でしたが、一緒に夢を叶えるためにとなりを走ってくれるチームの皆さんとの時間は、会話がはずんでとても楽しく、苦になりませんでした。
Q 住まいのどのようなところにこだわりましたか?
家は一生モノの買い物ですし、絶対に満足できるものにしたかったので細かいところまでこだわりました。まずは「好まない家のポイント」を夫婦ふたりでリストアップし、それを解消できる設計や素材を選ぶことに。どうしても譲れないポイントを絞って重点的に予算を掛け、他の部分で予算を調整しました。特にこだわったのは、外観・リビング・キッチン・階段です。全体の形と窓の配置、外壁の色が美しく整った外観を目指し、周囲との調和にも気を配りました。
リビングには、信頼している家具店に依頼して、床板をヘリンボーン張りで設置。吹き抜けもつくり開放感のある空間に仕上げました。キッチンに関しては、使い勝手と価格が満足できる食洗機がキッチンメーカーに無く、自分たちで購入した食洗機を設置することに。est HOMEの担当さんにキッチンメーカーと交渉していただいた結果、食洗機部分を空けてキッチンだけを納品してもらえました。
階段には「大好きな建築家アルヴァ・アアルトの自邸にある手すりを再現してほしい」と難題を言ってしまったのですが、希望通りのオリジナルの手すりを製作してもらい感動しました。取り付けには、見た目を邪魔しないマイナスねじを使うことに。細かい手すりに大きなマイナスねじを取り付ける難しい作業も、熟練の技で思った通りの仕上がりになり大満足です。
設計だけでなく現場の工事についても、実際に現場を見ながら担当者の方に一貫して希望を伝えることができたので、話が早く正確に伝わったのかなと思います。複数の人に同じ話をする手間がなく、気兼ねなく相談できたのでとても助かりました。
Q ご入居されてみて、住まいのお気に入りのポイントは何ですか?
家事や育児がしやすいところが気に入っています。レールの溝にほこりがたまらないように、つり下げ式のドアにしたので掃除機がけがすぐ終わります。洗濯物干し場はリビングから見えない2階の廊下につくったので、急な来客があっても気になりません。洗濯物干し場のすぐそばにアイロンをかけられる台(折りたたみ式)を備えつけたのも、家事がスムーズに進んでとても良かったなと思います。
キッチンからはリビングが一目で見渡せるので、子どもにもよく目が届き安心です。玄関前の洗面台は、子どもに手洗いの習慣をつけたくて設置しましたが、来客時にも役立ちました。
主人はソフトボールが趣味なので、玄関脇の土間はグローブなどの道具の手入れや保管をするのに重宝しています。これから庭にはウッドデッキをつけて、ターフも設置したいなと思っています。友人を呼んで庭でバーベキューをするのが楽しみです。家族で過ごすひとときはもちろん、友人との時間も楽しめる家になったと思います。
Q 住みごこちはいかがですか?
est HOMEの住まいは、断熱・気密性能が高いのでエアコンを弱めに設定しても快適に過ごせています。外からの視線が気にならないように高めの位置に窓を付けたので、日当たりも抜群!性能だけでなく、デザインも気に入っているので、家を見渡すたびに自分たちの好きなものに囲まれて暮らせるうれしさがこみ上げてきます。
細部までこだわり抜いたからこそ、ずっと大切に住み続けたいと思える「理想の住まい」が出来上がりました。今だけでなく、何十年も先までずっと快適に暮らせるような家です。
自分たちが歳を重ねたら階段を上らずに済むよう、1階に寝室として使用できる部屋をつくるなど未来を見据えた間取りにしました。万が一のときには車椅子でも通れるように、ドアの幅は広くとり、玄関の段差も低くしています。こだわった木製の手すりや家具が、年月を経てどのような風合いに変わっていくかも楽しみです。
これから子どもが成長してわたしたちのライフスタイルも変わっていくかと思いますが、この住まいとともに家族の絆を大切に育てていきたいと思います。